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注目トレード機会 2023年第3四半期:カナダドルは対米ドルでさらに上昇の可能性

注目トレード機会 2023年第3四半期:カナダドルは対米ドルでさらに上昇の可能性

Manish Jaradi, ストラテジスト
このページの内容

カナダドル米ドル相場は重要なレジスタンスを上回り、世界経済の回復、コモディティ価格の好転の兆し、中国の景気刺激策強化への期待などからリスク選好度が回復しており、カナダドルは対米ドルでさらなる上昇が見込まれる。

コモディティ価格(ブルームバーグ・コモディティ・トータル・リターン・インデックスを使用)は6月16日の週に急反発したが、一方でブルームバーグ工業用金属指数は底を打ったようにみえる。コモディティ価格の回復は、カナダドル、豪ドル、ニュージーランドドルなどのコモディティに敏感な通貨を支えている。

さらに、米国の債務上限引き上げ、銀行・金融セクターへの圧迫の弱まり、世界経済の成長の底堅さ、そして世界的に金利がピークに近づいているという期待などが、リスクに敏感な資産、特にテクノロジー株への投資家の信頼を後押ししている。

米ドル/カナダドル 週足チャート

出所:TradingView、チャート作成:マニッシュ・ジャラディ

そのうえ、世界の中央銀行が利上げサイクルの転換点に達しつつあるその矢先、中国は6月初め、いくつかの主要な政策金利を引き下げた。そのため、脆弱な景気回復を支えるために、今後数カ月でさらなる刺激策が講じられるとの期待が高まっている。報道によれば、中国政府は負債を抱える地方政府を支援し、景況感を押し上げるため、およそ1兆元の特別国債の発行を検討しているとされる。

金融政策の観点からは、米ドル/カナダドルにとって重要な情報はほとんどない。米連邦準備制度理事会(FRB)とカナダ中銀は共に引き締めを終えていないが、引き締めの度合いは今後のデータ次第であろう。しかし、カナダドルの売りが増加しているため、特に世界経済の成長が急激に悪化しない限りは、その売り取引の一部が巻き戻される可能性が残されている。

出所:Bloomberg、チャート作成:マニッシュ・ジャラディ

テクニカル分析による米ドル/カナダドルの見通し:重要な支えに亀裂が

米ドル/カナダドルは、1.3220〜1.3320付近の重要なサポートゾーンを下抜けたことで、心理的な1.3000、潜在的には8月の安値1.2725に向けての扉が開かれた。テクニカル的な価格目標については日足チャートを見てみよう。トレンドの観点からは、米ドル/カナダドルは数カ月間横ばいで推移したが、サポートゾーンを下抜けたことでトレンドは弱気に反転した - 色付けされた日足のローソク足を参照。

英ポンド/カナダドル 週足チャート

出所:Bloomberg、チャート作成:マニッシュ・ジャラディ

テクニカル分析による英ポンド/カナダドルの見通し:上値は限定的か

英ポンド/カナダドルは、200週移動平均線上の主要なレジスタンスラインをわずかに上回る2022年末の高値1.6850を明らかに超える上昇には失敗しており、9カ月にわたる上昇の疲れが指摘される。これまでのところ、英ポンド/カナダドルは89週移動平均線と一致する4月の安値1.6535を含む、極めて重要なサポートラインが集まった下値圏で支えられている。しかし、この斜線は200日移動平均線(現在1.6300付近)に向けて下落する可能性を残している。

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