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円相場見通し:CPI発表後底堅い、対米ドル・豪ドル・加ドル・メキシコペソでの値動きを探る

円相場見通し:CPI発表後底堅い、対米ドル・豪ドル・加ドル・メキシコペソでの値動きを探る

Manish Jaradi, ストラテジスト
このページの内容

※2023年7月21日16時41分更新

円相場見通し:対米ドル・豪ドル・カナダドル・メキシコペソでの値動き

  • 米ドル/円は、6月の全国消費者物価指数の伸び拡大が明らかになった後、堅調に推移している
  • 市場の注目は、来週開催される日銀の金融政策決定会合
  • 円の主要な通貨ペアにおける来週の見通しとは?
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推薦者: Manish Jaradi
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6月の全国消費者物価指数(CPI)は伸びが拡大し、日本のインフレはピークに達しているとの見方が強まっている中、21日アジア時間の円相場は底堅く推移した。

生鮮食品を除くコアCPIの上昇率は前年同月比で5月の3.2%から3.3%に拡大した。いわゆるコアコアCPI(生鮮食品とエネルギーを除く)は5月の4.3%から4.2%に鈍化した。すでに発表された東京23区の6月のインフレ率は予想外に鈍化しており、今のところはコスト押し上げ要因が落ち着き、日銀(BOJ)が大規模緩和政策を当面継続する余地があるとの見方につながっている。

米ドル/円 日足チャート

チャート作成:マニッシュ・ジャラディ、資料:TradingView

日銀は来週の金融政策決定会合で政策金利を据え置くと見られている。注目すべきは、日銀が公表する先行きの経済・物価見通しと、イールドカーブコントロール(YCC)政策の段階的な廃止に関する議論である。6月の政策決定会合で公表された「主な意見」では、市場機能の改善と「高いコスト」軽減のため、日銀はYCC政策の見直しを検討すべきと主張した政策委員がいたことが明らかになった。

日銀の植田和男総裁は、日銀が物価目標とする2%を達成するにはまだ道半ばであり、当面は大規模緩和政策を継続する必要があると強調している。

米ドル/円 240分足チャート

チャート作成:マニッシュ・ジャラディ、資料:TradingView

米ドル/円:上昇の勢いは間もなく尽きる?

240分足チャートで見ると、米ドル/円は200期間移動平均線、89期間移動平均線、一目均衡表の雲上限を含む、強力な収束レジスタンスに近づいている。同レジスタンスは7月上旬に始まった下落のリトレースメント38.2-50%の水準とも重なる。この急落により、米ドル/円は年初から始まった上昇トレンドに亀裂が入る可能性が高まった。これについては、7月10日付記事「円相場見通し:下落トレンドに「亀裂」、対米ドル・カナダドル・メキシコペソでの値動きを見る」をご参照ください。先週の安値137.25を再び試す可能性が高そうだ。

豪ドル/円 週足チャート

チャート作成:マニッシュ・ジャラディ、資料:TradingView

豪ドル/円:上値は限定的

オーストラリアドル/円は、6月中旬に2022年の高値98.40という重要な天井まで急上昇したが、その後、上昇幅を拡大するには至らなかった。14週RSI(相対力指数)が買われ過ぎの最大水準である70から下降に転じたことから、歴史的な動きを踏まえると、価格は弱含みで推移する公算が大きい(上図参照)。直近のサポートである2月中旬の高値93.00を下回れば、89.00に向けて下降する可能性がある。

加ドル/円 月足チャート

チャート作成:マニッシュ・ジャラディ、資料:TradingView

加ドル/円:後退の可能性

カナダドル/円は2022年後半の高値に戻っているものの、14カ月RSIは反発力が弱く、4月から続く上昇基調が息切れしていることを強く示している。カナダドル/円にとって、106.85(6月末からの下落のリトレースメント50%の水準)は最初のレジスタンス、その上には107.50(リトレースメント61.8%の水準)がより強いレジスタンスとして控えている。

メキシコペソ/円 月足チャート

チャート作成:マニッシュ・ジャラディ、資料:TradingView

メキシコペソ/円:上昇に陰り

弱気のモメンタムダイバージェンス(14カ月RSIの失速に伴う価格の上昇)は、メキシコペソ/円の数カ月にわたる上昇が、2014年の高値8.72という主要なレジスタンスを試す中、勢いを失っていることを示唆している。特に市場の見方に対する多様性が低い(市場参加者は同じ方向に向かいにくい)ことを考えると、少なくとももみ合いの展開となる公算が大きい。詳細については、7月10日付記事「円相場見通し:下落トレンドに「亀裂」、対米ドル・カナダドル・メキシコペソでの値動きを見る」をご参照ください。89日移動平均線(現在7.85付近)に向かって下落する可能性も否定できない。

--- DailyFX.com ストラテジスト マニッシュ・ジャラディ著

ジャラディ氏に連絡するには、Twitterで @JaradiManish までお願いいたします。

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