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FXと株の違いとは?FXと株における5つの違いとトレード方法を分かりやすく解説!

FXと株の違いとは?FXと株における5つの違いとトレード方法を分かりやすく解説!

DailyFX, Research
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このページの内容

トレーダーはよくFXと株を比較して、どちらの市場でトレードをするのが良いか考えます。外国為替市場と株式市場は相互に関連しているにもかかわらず、かなり大きな違いがあります。外国為替市場には、他の市場とは異なる固有の特徴があり、多くの人の目には、トレードの魅力がはるかに大きく映ります。

トレーダーがFXと株のどちらを選択するかは、結局のところどちらの トレードスタイル が自分に合っているかということで判断します。一方、外国為替市場と株式市場の相違点と共通点を知ることで、トレーダーは市場状況、流動性、取引量などの要因にもとづき、十分な情報を得た上でトレードの意思決定をおこなえるようになります。

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FXと株の違いとは?

以下の表は、外国為替市場と株式市場の主な相違点をまとめたものです。

外国為替市場株式市場
取引量が多い - 1日当たり約5兆ドル取引量が少ない - 1日当たり約2,000億ドル
流動性が高い流動性が低い
24時間の市場取引8時間の市場取引
委託手数料は最小限またはゼロ委託手数料
狭い焦点広い焦点

それでは、外国為替市場が株式市場と比べて具体的にどのように異なるのか、もう少し詳しく見ていきましょう。

投資対象

投資対象とはFXや株がそれぞれ何に対して投資をおこなうかということです。

まず、FXは世界各国の中央銀行が発行している通貨が投資対象になります。つまり、円や米ドルユーロ英ポンドなどの世界中の通貨が対象ということです。FXでは単一の通貨ではなく、ドル/円やユーロ/ドル、ポンド/ドルなどの通貨ペアと呼ばれる異なる2つの通貨の組み合わせでトレードされます。この通貨ペアはFX会社によって投資できる数や銘柄が異なるため、自分がトレードしたい通貨ペアの取り扱いがあるかどうか事前に確認しておくとよいでしょう。

一方、株は証券取引所に上場している企業の株式が投資対象になります。日本の代表的な証券取引所である東京証券取引所(東証)には、現在約4,000社の企業が上場しています。証券会社によっては、米国株などの海外の証券取引所に上場している株に投資することも可能です。そのため、株は非常に投資先の選択肢が豊富になっています。

取引量

FXと株の最大の相違点は、 外国為替市場の規模にあります。外国為替は1日に約5兆ドルのトレードがおこなわれていると推定されていますが、その大半は、 EUR/USDUSD/JPYGBP/USDAUD/USDなどの少数の主要通貨ペアに集中しています。FXの市場規模は、世界の株式市場のドル換算の取引量を合算した1日当たり平均約2,000億ドルを凌駕しています。

このように取引量が多いと、トレーダーにとって数々のメリットがあります。取引量が多いということは、トレーダーが希望する価格により近い価格で簡単に注文を執行できるのです。どんな市場にもギャップはつきものですが、それぞれの価格のポイントでより多くの流動性が存在するため、トレーダーは市場でエントリーとエグジットをスムーズにおこなうことができます。

流動性

取引量が多い市場は、一般的に流動性が高くなります。流動性が高いことは、よりタイトなスプレッドや取引コストの低減につながります。FXの主要通貨ペアは、株に比べてスプレッドや取引コストが極めて低く、これが株式市場と比較した場合のFXのトレードにおける大きなメリットの一つです。続きは、外国為替市場と株式市場の流動性の違いをご覧ください。

インカムゲイン

インカムゲインとは資産を保有中に得られる利益のことです。株には配当金がありますが、実はFXにもインカムゲインは存在します。FXのインカムゲインはスワップポイントです。スワップポイントは「金利差調整分」とも呼ばれ、二か国間の金利差によって発生する利益のことを言います。高金利通貨と低金利通貨を組み合わせた通貨ペアをトレードすることで、非常に大きなスワップポイントを得ることが可能です。

また、株はインカムゲインとして配当金が存在します。配当金とは株を保有している株主に対し、企業が事業利益の一部を分配するものです。一部の企業は高配当銘柄として人気を集めていますが、企業の収益の変動によって配当金は変動するのが一般的と言えます。スワップポイントはほぼ毎日利益が積みあがっていくのに対して、配当金は年に1、2回、まとまった利益が入ってくることも大きな違いです。

レバレッジ

レバレッジとは、担保となる資金(証拠金)の何倍もの金額をトレードすることができる仕組みのことです。FXでは国内のFX会社の場合、最大25倍までレバレッジをかけることができます。つまり、100万円資金があれば2,500万円分のトレードが可能になるのです。レバレッジをかけることによって、発生する利益や損失が最大25倍となるため、非常に資金効率の良いトレードをおこなうことができます。

一方、株では現物株の場合はレバレッジ無し、信用取引では最大約3.3倍のレバレッジをかけることが可能です。FXと比べると株のレバレッジはかなり低いものになっています。とはいえ、株は一般的にFXよりも値動きが激しいため、低いレバレッジでもある程度大きな利益を狙うことができます。

トレードに必要な最低資金の目安

FXはFX会社によって違いはありますが、数円から数千円程度の資金から始めることができます。なぜなら、前述したレバレッジを使うことにより、証拠金の最大25倍までトレードをすることが可能だからです。

また、株は基本的に100株単位の「単元」と言われる単位でトレードします。つまり、株価が1万円であれば、レバレッジをかけない場合100万円の資金が必要になるのです。レバレッジをかけたとしても株のレバレッジは最大約3.3倍であり、株への投資はどうしても数万円~数十万円の資金が必要となってしまうことが多いです。そのため、一般的にはトレードに必要な最低資金は、FXの方が株よりも低いと言えるでしょう。

24時間の市場取引

FXは店頭市場であり、伝統的な取引所ではトレードされません。トレードはインターバンク市場を通じておこなわれます。つまり、さまざまな国の営業時間や取引セッションに合わせて、世界中でトレードをおこなうことができるのです。そのため、FXトレーダーは、 1日24時間、週5日 ほぼトレードをおこなうことができます。一方、主要株価指数は、トレードの時間帯や影響を受ける要因が異なります。 主要指数のページ では、取引時間などこれらの市場に関する詳細をご覧いただけます。

委託手数料は最小限またはゼロ

ほとんどのFXブローカーは手数料を取らず、その代わりに スプレッド (買値と売値の差)をマージン(手数料)としています。株や先物、あるいは米国市場の S&P 500指数 のような主要株価指数のトレードにおいては、多くの場合トレーダーはブローカーに委託手数料に加えてスプレッドを支払う必要があります。

FXのスプレッドは、他の商品の取引コストと比べて、かなり透明性が高くなっています。下の図では、執行可能な売買価格の中にハイライト表示された EUR/USD のスプレッドが表示されています。スプレッドは、注文執行の前にポジションの規模に応じたコストを計算するために使用することができます。

Deal ticket showing spread cost of forex pair, EURUSD

狭い焦点と広い焦点

FXでトレーダーが注目する主要な通貨は8種類ですが、株の世界には何千種類もの銘柄があります。FXの場合、注視すべきは主に8つの国の経済状況のみで、外国為替は通貨ペアでトレードされるため、トレーダーは通貨間のトレンドの乖離と収斂に着目してトレードする通貨ペアを決定します。何千銘柄もの株よりも8種類の通貨を追う方が容易であることは言うまでもありません。

また、主要通貨に影響を与える要因は、 経済指標カレンダー を使って簡単に調べることができます。

株式トレード戦略を使用してFXでトレードをする方法
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変動要因

FXと株では、その変動要因は大きく違ってきます。

FXではトレードする通貨を発行する国のおこなう金融政策や経済状況、いわゆるファンダメンタルズが主な価格の変動要因です。例えば、各国が発表する政策金利やインフレ率、GDP、要人発言などで価格が大きく動きます。

一方、株は投資先の企業の業績が主な価格の変動要因になります。例えば、決算や新規事業の開始、業務提携や合併などが価格に大きな影響を与えるのです。さらに、国際的な企業であれば、FXと同じく海外の経済や為替の動向などに株価が左右されるため、収集すべき情報が非常に多くなります。

FXと株のどちらを取引すべきか?

FXと株のどちらを選択するかは、トレーダーの目標や好みのトレードスタイルによって大きく異なります。

下の表では、FXや株をトレードする際のそれぞれの長所と短所を含む、さまざまなタイプのトレードスタイルが示されています。

トレーダーのタイプ定義メリットデメリットFXと株の比較
短期 (スキャルピング)小さな値動きを利用して、数分以内にトレードを完結させる取引スタイル。トレーダーは、ボラティリティをより重視し、市場を動かすファンダメンタルズ要因をあまり重視しないこともある。取引回数が増えるため、初心者のトレーダーは戦略を微調整しないと損失が大きくなる可能性がある。ポジションを執行するためのコストが安いため、FXのトレードに適している。一部の取引所では、売買のために多額の資金残高を必要とする。ほとんどのFX取引所は、証拠金を維持できるだけの資金を要求する。
中期トレーダーが1日またはそれ以上の日数でポジションを保有することを目的としたトレードスタイルで、トレードはテクニカル分析をもとにしてポジションを構築することが多い。トレーダーがより大きな動きを求めているため、他のスタイルに比べて必要な資金が少ない。トレードには分析がつきものだが、分析には時間がかかる。FXや株の取引に適している。
長期トレーダーが数カ月から数年間にわたってポジションを保有することを目的としたトレードスタイルで、長期的なファンダメンタルズにもとづいて判断することが多い。トレーダーは、分析に多くの時間を費やす必要がない。価格の乱高下をカバーするために、多額の資金を必要とする。外国為替市場は株式市場に比べて方向性が変わりやすいため、株のトレードに向いている。

FX初心者の方は、 無料の初心者のためのFXガイド ダウンロードしてご覧ください。また、株式市場の取引をサポートするための 株式市場の見通し も無料で提供しています。

FXと株のメリットとデメリットの比較

FXと株はどちらもそれぞれメリットとデメリットがあり、自身の生活スタイルやリスク許容度、用意できる資金などに合わせて、どちらをトレードするか決める必要があります。FXと株はどちらが優れているか一概に言えるものではありません。そのため、メリットとデメリットをしっかり理解して自分に適している方を選びましょう。

FXと株のメリットの比較

FXは平日のほぼ1日中トレードをおこなうことができるため、忙しいサラリーマンや主婦の方でも取引時間を確保しやすいです。一方、株は基本的に平日9時から15時までとなっており、取引時間が限られたものになっています。

またFXはFX会社によって異なりますが、レバレッジをかけることで数円~数千円という少ない資金で始めることができます。しかし、株は通常の場合には最低でも数万円ほどの資金が必要です。さらに、株でかけられるレバレッジは約3.3倍ですが、FXでは最大25倍ものレバレッジをかけられるため、少額の資金でも効率的に資産増加を目指すことができます。

FXと株のデメリットの比較

前述した通り、FXでは最大25倍ものレバレッジをかけられるため、少額の資金でも効率よく大きな利益を狙うことができますが、これはデメリットにもなります。なぜかと言うと、レバレッジをかければかけるほど利益を増やすことができますが、一方で損失も増えてしまうからです。

株はFXと違って証拠金取引ではなく、現物への投資が基本になっています。したがって、レバレッジをかけることができないため、FXよりも損失が小さくなる傾向があるのです。

また、FXは株と違い値幅制限がないため、利益だけでなく損失も青天井になります。そのため、FXでは確実に損切りをすることが重要です。

FXと株の違いに関するよくある質問(FAQ)

金融商品の代表格と言えるFXと株ですが、この二つには多くの違いがあるため、トレードを始めるにあたって疑問に思うことも多いでしょう。この項目では、FXと株の違いに関するよくある質問について解説いたします。

FXのトレードから株のトレードに移行するにはどうすればいいですか?

FXのトレードから株のトレードに移行するためには、FXと株の基本的な違いを理解する必要があります。すなわち、FXの動きは、 金利 と予想される金利動向が要因となります。株価は、収益、バランスシートの予測、そして経済の動向などに左右されます。 FXから株のトレードへの移行 方法についての詳細をご覧ください。

FXと株のチャートはどのように違うのですか?

FXと株のチャートは共通する点が多いですが、もちろん違いもあります。FXのトレード対象は世界各国の通貨であり、取引量が非常に多く、高い流動性を誇ります。特に、ドル/円やユーロ/ドルなどの人気のある通貨ペア、いわゆる主要通貨ペアはその取引量の多さから値動きが比較的安定していることが大きな特徴です。

対して、株はFXと比べると取引量が少なく、取引時間も短いため、流動性が低くなりがちでチャート分析を活用しにくいことがあります。そのため、株よりFXの方がチャート分析通りの値動きをする可能性が高いと言われており、FXではチャート分析を活用するトレーダーが比較的多くなっているのです。

FXと株で活用するテクニカル分析の違いは?

FXと株のトレードでは、基本的にファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方が使われています。そして、それぞれに共通する部分が多くあります。つまり、テクニカル分析の学習は双方のトレードに活かせる技術なのです。

しかしながら前述した通り、FXは株と比べて取引量が圧倒的に多いため、比較的値動きが安定しており、テクニカル分析が効きやすいと言われています。したがって、どちらかと言えばテクニカル分析はFXの方が学びやすく、力を発揮できる環境なのです。

まとめ

FXと株は似ていると思われがちですが、実は色々な面で違いがあります。したがって、これから株やFXのトレードを始めようと考えてる方は、株とFXの違いについてよく理解し、自分がどちらに向いているのかを判断するようにしてください。

例えば、少額でトレードしたい方にはFXでの高いレバレッジをかけたトレードが向いているかもしれませんが、まとまった資金を用意できるのであれば株の現物取引を選択肢にいれてもよいでしょう。

株とFXの違いを踏まえ、余剰資金で冷静な判断の下、トレードをおこなってください。

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